Zabbixでホスト設定のインターフェースを削除できない
VyOS 1.4.0 LTSではZabbix Agentを標準搭載するようになったことから、これまでSNMPで監視していたものをZabbix Agentによる監視に切り替えようと思いました。
その際、ホストの設定からSNMPインターフェースを削除してエージェントを追加しようとしたのですが、SNMPインターフェースの削除が行うために一手間必要でしたので記録しておきます。
目次
環境
- Zabbix Server 6.0.25
SNMPインターフェースの削除ができない
インターフェースにエージェントを追加することは容易ですが、不要となったSNMPを削除することができません。
以下の図のように、SNMPの削除がグレーアウトされています。
これについてはZabbixのドキュメントにも記載があるのですが、何らかのアイテムで使われていると削除ができないようになっているようです。
SNMPインターフェースに関連するデータを削除する
SNMPインターフェースを削除するため、SNMPインターフェースに関連するデータを削除することにします。
SNMPでこれまで監視してきたデータを削除
これまでSNMPで監視してきたわけですから、データが蓄積されています。
このデータを削除することでSNMPインターフェース自体も削除できるようになります。
当然これまでの監視データは消えてしまうことになります。
(データが消えて困るようなら、ホスト自体を無効にして新しいホストで登録し直した方が良いでしょう。)
ホストの設定から、SNMPを利用するテンプレートの「リンクと保存データを削除」をクリックし、ホストの設定を一度更新します。
改めてホストの設定を開くと、SNMPインターフェースの削除ができるようになります。
もしこれでも削除できないようなら、次の項目を参考にして下さい。
SNMPインタフェースで監視することになっているアイテムを変更
もしあなたがSNMPのテンプレートの他に、手動で監視アイテムを作成している場合は、アイテムのインターフェースがSNMPになっていると思われます。
たとえICMPによる監視であったとしてもインターフェースの設定はあります。
あなたが手動で作成した監視アイテムを開き、ホストインターフェースの項目を見てください。
以下の様にSNMPが設定されています。
これを別のインターフェース(今回はZabbix Agentを追加したのでエージェント)に変更して更新します。
全ての監視アイテムで同様に変更します。
数が多い場合は、アイテムの一覧画面でチェックを入れて、一括更新を使って変更することも可能です。
これで、改めてホストの設定を開くと、SNMPインターフェースの削除ができるようになっているはずです。
まとめ
インターフェースの削除方法について紹介しましたが、監視データが消えてしまうのが難点です。
新しいホストを作成するか、インターフェースを残したまま運用することも検討してください。
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