WordPressのためにMySQLを導入2
前回の続きです。
今回は、phpmyadminを使用できるようにします。
phpmyadminはブラウザベースで動作するmysqlクライアントです。
そのためウェブサーバの導入が必要です。
今回はhttpdが既に導入済みであるとして説明します。
導入環境
まず導入環境についておさらい。
前回、CentOSに、mysql-serverおよびphpmyadminを導入しました。
こやつには、既にapahce2 (httpd) が導入済みと言うことです。
まだであれば、以下のコマンドでインストールしておいてください。
# yum install httpd
phpmyadmin.confの設定
さて、httpdが導入された状態で、phpmyadminをインストールすると自動的にhttpd用の設定ファイルが生成されます。
生成されるのは、/etc/httpd/phpmyadmin.conf
。
phpmyadmin.conf
ではアクセス制限がかかっていますので、適切な表現に置き換えてください。
必要であれば、BASIC認証をかけましょう。
うちの環境は、データベースサーバが外部から表示できないところにあるので、認証はせず内部のみアクセス許可するようにしました。
参考資料(まだ下に続きありますよん)
アクセス制限をかけたい
<Directory "/usr/share/phpmyadmin"> Order Deny,Allow Deny from all Allow from 10.8.0.0/24 </Directory>
BASIC認証をかけたい
<Directory "/usr/share/phpmyadmin"> Order Deny,Allow Deny from all AuthUserFile /etc/httpd/.htpasswd AuthGroupFile /dev/null AuthName "Authorization Required" AuthType Basic Require valid-user </Directory>
内部以外からは認証をかけたい
→satisfy any
を使う。
<Directory "/usr/share/phpmyadmin"> Order Deny,Allow Deny from all Allow from 10.8.0.1/24 AuthUserFile /etc/httpd/.htpasswd AuthGroupFile /dev/null AuthName "Authorization Required" AuthType Basic Require valid-user satisfy any </Directory>
phpmyadminの設定
phpmyadminのファイルは/usr/share/phpmyadmin
にあります。
そこで次のように設定ファイルを用意します。
# cd /usr/share/phpmyadmin # cp config.sample.inc.php config.inc.php # vim config.inc.php
$cfg['blowfish_secret'] = ''; # ↑ここにパスワードを設定します。詳細は以下。 $cfg['Lang'] = 'ja-utf-8'; # ↑この行を追加してください。
blowfish_secret
のパスワードですが、mkpasswd
というコマンドを用います。インストールされていないようでしたら、expectパッケージをyumでインストールの後、コマンドを実行してください。
mkpasswd
で46文字のパスワードを用意し、それをblowfish_secret
に入れます。
# yum install expect # mkpasswd-l 46
phpmyadminの動作確認
phpmyadmin.conf
の設定が完了したら、httpdをリロードします。
# service httpd reload
これでブラウザからphpmyadminのページが開けるようになると思います。
http://自分のサーバホスト名/phpmyadmin/
を開いてみましょう。
ログインページが出てきたでしょうか?
前回、mysql_secure_installation
でrootのパスワードを設定したと思いますので、rootでログインしてください。
mcrypt 拡張がありません。PHP の設定をチェックしてみてください。
って出ましたか?
実は、CentOSでは、php-mcryptというパッケージがインストールされていないのです。
標準リポジトリには含まれていないため自動でインストールされないのかなと思うのですが、仕方ないのでepelリポジトリを有効にしてこのパッケージをインストールします。
# yum install php-mcrypt --enable-repo=epel
これで出なくなったでしょうか。。。
ユーザの追加は次回に持ち越しっ!
1件の返信
[…] 少し間が空きましたが、前回の続きです。 今回は、MySQLのユーザを追加します。 しかも、データベースに接続できるサーバを限定することで、セキュリティにも考慮します。 […]