VMware Workstation16.2以降で3Dアクセラレーションを有効にすると仮想マシンがクラッシュする
発生事象
起動してしばらくは正常に動作しますが、暫く(数時間~数日)すると仮想マシンがクラッシュします。
GUIでは「ISBRendererComm: Lost connection to mksSandbox」と表示され、仮想マシンが停止してしまいます。
vmware.logでは以下の様なメッセージが記録されています。
2022-07-30T04:51:02.405Z Wa(03) svga The vmx lost its connection to the mksSandbox. 2022-07-30T04:51:02.405Z Wa(03) svga The mksSandbox process may have crashed or hung. 2022-07-30T04:51:02.405Z Wa(03) svga Check the mksSandbox.log and vmware.log for more details.
環境
- ホスト
- opensuse leap 15.4
- ゲスト
- Windows 10 Professional (x64)
- 3Dアクセラレーション有効
解決策
VMware Workstation 16.2以降では、レンダラーがOpenGLからVulkanに変更になったことに起因する様です。
3Dアクセラレーション無効にすれば解消しますが、それでは求めているパフォーマンスが出せませんので、レンダラーをOpenGLに戻すことで対応します。
以下はVMwareの設定ファイル~/.vmware/preferences
に投入していますが、仮想マシンごとにvmxファイルに記入しても動作するようです。
mks.enableX11Presentation = "TRUE" mks.enableVulkanPresentation = "FALSE" mks.enableVulkanRenderer = "FALSE" mks.enableGLRenderer = "TRUE"
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