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fedora 33にソースからtruecolor対応のscreenをインストールする(PAM認証編)

fedora 33にソースからtruecolor対応のscreenをインストールする(screenrcの修正も)で、screenをソースからインストールしたわたくし。さていつものように、作業が続けられるようにデタッチしておきました。
さぁ再度screenにアタッチして作業を続けようとすると…

ん!?!?

パスワードなど設定していないのに、パスワードを求められるようになってしまいました。
取りあえずLinuxのパスワードを入力するも、Password incorrect.といわれる始末…

この事象を解決していきます。

インストール環境

パスワードの設定

screenには、passwordコマンドが用意されていてスクリーンロックのパスワードを設定出来るようになっています。
man screenを見ても確かにそう書いてあるのです。
もっと言えば、password noneを設定すればパスワードを外すことも可能なのだと。

しかし、screenpasswordコマンドが…ない!

仕方ないのでまたソースを漁ります。
ありました。

え、めっちゃ消されてる…

認証できるようにする

passwordコマンドが利用できないと言うことは、パスワードを無効にすることもできないのでは?
認証させるしかないのでは。
じゃあ認証がちゃんとできるようにしましょう。

どうやら最近の(といってもかなり前から)screenではPAMを使って認証するようです。
PAMの認証周りはソースコード上はこの辺だと思うのですが、screenという名前で認証をしているようです?(ワタシPAMクワシクナイアルヨ)

screenのソースファイルの中には、PAMの設定ファイルに使えそうなものがなかったので、既存のpassword-auth設定をコピーすることにします。

$ ls /etc/pam.d/
-rw-r--r--. 1 root root 760 Dec 4 17:30 password-auth
(..snip..)

$ sudo cp -p /etc/pam.d/{password-auth,screen}
$ ls /etc/pam.d/
-rw-r--r--. 1 root root 760 Dec 4 17:30 password-auth
-rw-r--r--  1 root root 760 Dec 4 17:30 screen
(..snip..)

これで再度screenにアタッチしてLinuxのパスワードを入力すると、無事スクリーンロックを解除することができました。

Posted in Linux

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