Windows Serverのログオン時のCtrl+Alt+Deleteを不要にする

Windows Serverのログオン時は、昔からCtrl+Alt+Deleteを入力してからユーザ名とパスワードを入力するのがお約束です。
このCtrl+Alt+Deleteの入力を不要にさせたい場合はグループポリシーを修正しましょう。

検証環境

• Windows Server 2025 Standard Preview
  • バージョン 24H2
  • ビルド 26100.2033
• 機能レベル
  • フォレスト Windows Server 2025 以降
  • ドメイン Windows Server 2025 以降

グループポリシー変更箇所

• コンピューターの構成＞ポリシー＞Windows の設定＞セキュリティの設定＞ローカル ポリシー＞セキュリティ オプション
  • 対話型ログオン: Ctrl + Alt + Del を必要としない
  • ローカルグループポリシー（ローカルセキュリティポリシー）でも設定可

設定変更前の状況

ログオン時にCtrl+Alt+Deleteが必要

「ロックを解除するには Ctrl + Alt + Del キーを押してください。」と表示されています。
Ctrl+Alt+Deleteを押すまでユーザ名とパスワードを入力する画面へ遷移しません。

変更内容

対話型ログオン: Ctrl + Alt + Del を必要としない

この環境はドメインコントローラなので、ドメインコントローラに適用されるグループポリシーを編集します。
今回は、Default Domain Controllers Policyを変更しています。
ローカルグループポリシーで設定することも可能です。

「コンピューターの構成＞ポリシー＞Windows の設定＞セキュリティの設定＞ローカル ポリシー＞セキュリティ オプション」を開き、「対話型ログオン: Ctrl + Alt + Del を必要としない」ポリシーを探します。

「対話型ログオン: Ctrl + Alt + Del を必要としない」のプロパティを開きます。

「このポリシーの設定を定義する」にチェックを入れ、「有効」を選択します。
「OK」をクリックして閉じます。

Windowsターミナルを開き、gpupdate /forceでグループポリシーを適用します。

設定変更後の状況

ログオン時にCtrl+Alt+Deleteが不要

「ロックを解除するには Ctrl + Alt + Del キーを押してください。」と表示されなくなりました。
クリックやキーボード押下により、ユーザ名とパスワードを入力する画面へ遷移します。